キャリアウーマンとは、仕事に積極的に取り組み、専門的な知識や技能を活かして職業人としてのキャリア(職業経歴)を築いている女性のことを指す言葉です。1980年代頃から日本で広く使われるようになり、当時は結婚や出産後も仕事を続け、管理職や専門職として活躍する女性を表現する言葉として注目されました。
この言葉が生まれた背景には、かつて女性は結婚したら家庭に入るという考え方が一般的だった時代があり、そうした価値観に対して、仕事でキャリアを積むことを選ぶ女性が増えてきたという社会の変化があります。専門職や管理職として責任ある立場で働く女性、自分の能力を仕事で発揮することに価値を見出す女性を称える意味合いで使われてきました。
ただし、近年ではこの言葉の使用には注意が必要とされています。なぜなら、男性には「キャリアマン」という言葉がないのに女性だけを特別視することで、かえって性別による区別を強調してしまうという指摘があるからです。また、仕事と家庭の両立を目指す女性も増え、キャリアの形も多様化しています。
現代では「働く女性」「プロフェッショナル」「ビジネスパーソン」など、性別を問わない表現が使われることが増えており、キャリアウーマンという言葉自体が時代とともに変化している概念だと言えるでしょう。

