基準改定とは、統計データを計算する際の基準となる年や方法を新しく変更することです。経済統計では、物価指数やGDP(国内総生産)などを計算する際に、特定の年を「基準年」として設定し、その年の数値を100として他の年と比較します。時間が経つと経済構造が変化するため、定期的に基準を新しくする必要があります。
例えば、物価指数を考えてみましょう。2015年を基準年として物価を測っていたとします。しかし時代が進むと、当時はなかったスマートフォンが普及し、逆にビデオテープのような商品は使われなくなります。古い基準のままでは、現代の生活実態を正確に反映できません。
そこで定期的に基準改定を行い、新しい商品やサービスを統計に含め、使われなくなったものを除外します。日本では多くの統計で5年ごとに基準改定が実施されています。基準年を新しくすることで、より現実に即した経済の姿を把握できるようになります。
基準改定が行われると、過去のデータも新しい基準で計算し直されることがあります。これを「遡及改定」と言います。このため、基準改定の前後で数値が変わることがありますが、これは統計の精度を高めるための重要な作業なのです。
目次

