イベント・リスクとは、予測できない出来事や特定の事象が起きることで、市場や企業に大きな影響を与えるリスクのことです。突発的な事件や政治的な決定など、日常的な市場の動き以外の要因によって生じる危険性を指します。
具体的な例を挙げると、自然災害、戦争やテロ、政権交代、選挙結果、中央銀行による突然の政策変更、企業の不祥事、M&A(企業の合併・買収)などがイベント・リスクに該当します。2020年の新型コロナウイルスの世界的流行も、まさに大きなイベント・リスクでした。
こうした出来事は事前に予測することが難しく、起きた瞬間に株価や為替が大きく変動することがあります。たとえばある国で突然の政変が起これば、その国の通貨が急落したり、関連企業の株価が暴落したりすることがあります。
投資家はイベント・リスクに備えて、資産を分散させたり、保険的な投資手法を取り入れたりします。また重要な政治イベントや企業の決算発表の前後は、市場が不安定になりやすいため、取引を控える投資家もいます。
完全に避けることはできませんが、イベント・リスクの存在を意識して投資することが、資産を守るために重要です。
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