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オーバーシュート型コミットメントとは?誰でも3分でわかる!かんたん解説

オーバーシュート型コミットメントとは、中央銀行が金融政策を行う際の目標達成方法の一つで、目標値を一時的に超えることを許容する、あるいは意図的に超えさせる政策姿勢のことです。

たとえば、中央銀行が物価上昇率(インフレ率)の目標を2%に設定しているとします。通常の政策では、2%に近づいたら引き締めを始めますが、オーバーシュート型では2%を超えて2.5%や3%になることを許容します。なぜこのような方法をとるのでしょうか。

理由の一つは、長期間デフレや低インフレが続いた経済では、人々の「物価は上がらない」という心理が染みついてしまっているためです。目標ぴったりで止めるのではなく、目標を超えて上昇させることで、「本当に物価が上がる時代になった」と人々に実感してもらい、経済活動を活発化させる狙いがあります。

日本銀行も2016年に導入した「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の中で、物価上昇率が安定的に2%を超えるまで金融緩和を続けるという、オーバーシュート型のコミットメントを表明しました。これにより、市場や国民に対して「簡単には金融緩和をやめない」という強いメッセージを送ることができます。

目標を超えることを恐れず、確実に経済を変えていこうとする積極的な政策手法といえるでしょう。

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