カルパース(CalPERS)とは、アメリカ・カリフォルニア州の公務員のための年金基金です。正式名称は「California Public Employees’ Retirement System(カリフォルニア州職員退職年金基金)」で、その頭文字を取ってカルパースと呼ばれています。
年金基金とは、将来年金を受け取る人たちのために、今集めたお金を運用して増やす組織のことです。カルパースは世界最大級の年金基金で、運用資産は約40兆円以上にものぼります。この巨額のお金を株式や債券などに投資して運用しているのです。
カルパースが注目される理由は、その影響力の大きさにあります。巨額の資金を持っているため、投資先の企業に対して「もっと経営を良くしてほしい」「環境問題に配慮してほしい」といった要求ができる立場にあります。実際、カルパースは企業統治(会社がきちんと経営されているか)や社会的責任を重視する投資を積極的に行っており、世界中の企業に影響を与えています。
日本企業にとっても、カルパースのような大きな機関投資家(大量の資金を運用する組織)の動向は無視できません。カルパースが重視する経営の透明性や株主重視の姿勢は、現代の企業経営において世界的なスタンダードになりつつあります。
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