グローバルなシステム上重要な銀行とは、世界の金融システムの中で極めて重要な役割を持ち、もしその銀行が倒産すると世界経済全体に大きな悪影響を及ぼす可能性がある銀行のことです。英語では「Global Systemically Important Banks」と呼ばれ、略して「G-SIBs(ジーシブズ)」と表記されます。
2008年のリーマンショックでは、大手銀行の経営破綻が引き金となって世界的な金融危機が発生しました。この教訓をもとに、国際的な金融監督機関である金融安定理事会(FSB)とバーゼル銀行監督委員会が、世界経済にとって「大きすぎて潰せない」銀行を特定し、特別な監視と規制を行う制度を作りました。
G-SIBsに指定された銀行には、通常の銀行よりも厳しい規制が適用されます。より多くの資本(会社の体力となるお金)を積み上げることや、リスク管理体制を強化すること、万が一の破綻に備えた処理計画を準備することなどが義務付けられています。これにより、銀行が簡単には経営危機に陥らないようにしているのです。
毎年リストが更新されており、世界の主要な大手銀行が指定されています。日本のメガバンクもこのリストに含まれています。この仕組みは、一つの銀行の問題が連鎖的に世界中に広がるのを防ぎ、金融システム全体の安定を守る重要な役割を担っています。
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