ゴーイング・コンサーンとは、企業が今後も事業を継続できるという前提のことです。日本語では「継続企業の前提」と呼ばれます。
会社の決算書や財務諸表は、基本的に「この会社は今後も事業を続けていく」という前提で作られています。例えば、工場の機械を10年かけて経費にしていくのは、その会社が10年後も存続していることを前提にしているからです。しかし、業績が著しく悪化して倒産の危機に瀕している場合、この前提が揺らぎます。
会計監査を行う監査法人は、企業の財務状況を調べて、事業継続が難しいと判断した場合、「ゴーイング・コンサーンに重要な疑義がある」という意見を監査報告書に記載します。これは投資家や取引先に対する重要な警告となります。
この記載がされると、企業の信用が大きく低下し、銀行からの融資が受けられなくなったり、取引先が契約を打ち切ったりする可能性が高まります。そのため、企業は資金調達や事業再編などの対策を講じて、継続企業としての前提を維持できるよう努力する必要があります。ゴーイング・コンサーンは、企業の健全性を判断する重要な基準となっています。
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