サスティナブル成長率とは、企業が外部から資金を調達せずに、自己資本だけで維持できる成長率のことです。「持続可能成長率」とも呼ばれ、企業が無理なく継続できる成長のペースを示す指標です。
企業が成長するには、新しい設備への投資や人材の採用など、資金が必要です。この資金を銀行借入や新株発行など外部に頼らず、自分の会社が稼いだ利益だけでまかなえる成長率が、サスティナブル成長率なのです。
計算方法は比較的シンプルで、「自己資本利益率(ROE)×内部留保率」で求められます。自己資本利益率とは、株主が出資したお金を使ってどれだけ効率的に利益を出せたかを示す数値です。内部留保率とは、稼いだ利益のうち配当として株主に渡さずに、会社に残しておく割合のことです。
この成長率を超えるスピードで事業を拡大しようとすると、借金を増やしたり新株を発行したりする必要があり、財務的なリスクが高まります。逆に、実際の成長率がサスティナブル成長率を大きく下回っている場合は、稼いだお金を有効活用できていない可能性があります。企業経営では、このバランスを見極めることが重要です。
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