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【国際】トランプ氏「イラン戦争ほぼ完了」発言で原油90ドル割れも、専門家は「早期終結示唆は時期尚早」と警告

Photo by Bill Moum on Unsplash

トランプ発言で原油価格が急落

トランプ米大統領が対イラン戦争について「ほぼ完了」と早期終結を示唆したことを受け、原油価格が90ドルを割り込む急落を見せた。この発言により、中東情勢の緊張緩和への期待が市場に広がっている。

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市場は楽観も、現地は依然緊迫

原油価格の下落により、NYダウは239ドル高となり、投資家は戦争終結への期待を織り込み始めた。しかし、現地の状況は依然として予断を許さない。

レバノンは米国に和平仲介を要請し、イスラエルとの戦闘終結を模索している。一方で、トルコ領内に向けてイランが弾道ミサイルを発射し、NATOが2度目の迎撃を行うなど、緊張は続いている。

イラン攻撃の「大誤算」

専門家の間では、トランプ政権のイラン攻撃が「大誤算」だったとの見方が強まっている。当初期待されたイラン政権の崩壊や民衆蜂起は起きず、かえってイラン国内の結束を強める結果となった。

米軍は反撃により6人の戦死者を出しており、トランプ氏が「USA」と書かれた帽子姿で遺体を出迎えた際の敬礼姿が批判を浴びるなど、国内でも賛否が分かれている。

日本への影響は

日本政府は米国からタンカー護衛の要請は受けていないと発表したが、中東からの原油輸入に大きく依存する日本経済への影響は避けられない。

ガソリン価格は来月には少なくとも235円まで上昇するとの予測もあり、消費者への負担増が懸念される。給油所では今週末にも30円の値上げが予想されており、「早めの給油を」との呼びかけが広がっている。

複雑化する中東情勢

イスラエルのネタニヤフ首相は、米国の攻撃により自国の安全保障が強化されたとして「ほくそ笑んでいる」との指摘もある。一方、プーチン露大統領は盟友イランを助けることなく静観しており、冷徹な政治姿勢を見せている。

トランプ氏の「戦争ほぼ完了」発言が本当に現実のものとなるのか、それとも新たな紛争の火種となるのか。市場の楽観と現地の緊張という二つの現実が並存する中、世界は中東情勢の行方を注視している。

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