日本人観光客誘致へ本腰
オーストラリアが日本向けの観光商談イベントをシドニーで開催し、日本人観光客の誘致に本格的に乗り出していることが明らかになった。WBCでオーストラリア代表が日本で試合を行い、大きな反響を呼んだことも追い風となりそうだ。
今回のイベントは、オーストラリアの観光業界が日本市場の重要性を改めて認識し、積極的にアプローチする姿勢を示したものと言える。新型コロナ後の観光需要回復を見据え、日本からの旅行者獲得競争が激化している中での動きだ。
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WBCで高まった日豪の絆
タイミング的にも注目されるのが、先日のWBCでオーストラリア代表が日本でプレーし、敗退後に日本への感謝メッセージを発信して大きな反響を呼んだことだ。「礼節に感動しました」「東京ドームは一生の思い出」といったコメントは日本のファンの心を掴み、オーストラリアへの好感度が急上昇している。
このスポーツ外交的な効果が観光需要にも波及する可能性は高く、商談イベントの開催はまさに絶好のタイミングと言えるだろう。
中東情勢の不安定化で戦略見直しも
一方で、日本の観光業界では中国人観光客減少の穴埋めとして中東諸国からの誘客に力を入れていたが、イラン攻撃などで中東情勢が不透明化しており、戦略の見直しを迫られている。
そうした中で、政治的に安定したオーストラリアからの観光客誘致、そして日本からオーストラリアへの観光促進は、双方にとって重要な選択肢となっている。WBC効果も加わり、日豪の観光交流がさらに活発化することが期待される。

