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ガソリンスタンドに殺到する車の列
秋田県内のガソリンスタンドで11日、給油待ちの車が長蛇の列を作る異常事態が発生した。中東情勢の悪化を受けた原油価格高騰の予測から、ドライバーが一斉に給油に駆け込んだためだ。一部の店舗では購入制限を実施する事態にまで発展している。
政府は16日にも石油備蓄の単独放出を決定し、高市首相がガソリン価格を170円に抑制すると表明したばかり。しかし消費者の不安は収まらず、「今のうちに満タンにしておこう」という心理が働いたとみられる。
中東情勢の悪化が直撃
イランがホルムズ海峡に機雷を設置する準備を進めているとの情報や、UAE最大の製油所が無人機攻撃を受けて停止するなど、中東情勢は緊迫の度を増している。トランプ大統領は機雷が撤去されなければ「見たことのないレベルの攻撃」を行うと警告しており、原油供給への懸念が高まっている。
専門家は「ガソリン価格は来月には235円を突破する可能性がある」と予測。政府の補助金も限界に達しつつあり、国民生活への影響は避けられない状況だ。
ネット上では冷静な対応呼びかけも
SNS上では「買い占めは逆効果」「パニックにならず冷静に」との声も上がっている。実際、東証では11日に原油価格の上昇が一服したことから日経平均が776円高と続伸しており、市場は落ち着きを取り戻しつつある。
しかし秋田のような地方都市では、車が生活の足として不可欠なため、ガソリン価格の動向は死活問題だ。政府の石油備蓄放出がどこまで効果を発揮するか、注目が集まっている。
今後も中東情勢の動向次第では、全国的に同様の混乱が広がる可能性があり、冷静な対応が求められている。

