オーストラリア政府が、日本国内で緊急事態に巻き込まれた韓国人12人を救出し、大きな話題となっている。これは日本、オーストラリア、韓国の3カ国間で締結された緊急時覚書が初めて適用された歴史的な事例だ。
救出された韓国人は、東日本大震災から15年の追悼行事に参加するため日本を訪れていたとされる。詳細な状況は明らかにされていないが、何らかの緊急事態により移動手段を失い、帰国が困難になっていたという。
オーストラリア政府は緊急時覚書に基づき、自国民の退避手段を韓国人にも提供。無事に12人全員を安全な場所へ移送することに成功した。この迅速な対応に対し、韓国政府は「深い感謝」を表明している。
緊急時覚書とは、災害や紛争などの緊急事態において、自国民だけでなく協定を結んだ国の国民も保護・退避させる国際協定。日本、オーストラリア、韓国の3カ国は数年前にこの覚書を締結していたが、実際に適用されるのは今回が初めてとなる。
ネット上では「素晴らしい国際協力」「これが本当の同盟関係」と称賛の声が上がっている。特にオーストラリアのユーザーからは「困っている人を助けるのは当然」との反応が多く見られた。
一方で、日本のネット民からは「日本も協力できたはず」「なぜオーストラリアだけ?」との疑問の声も。外務省関係者は「状況に応じて最も適切な国が対応する仕組み」と説明している。
今回の事例は、今後の国際協力のモデルケースとして注目されそうだ。特に災害大国である日本にとって、相互支援の枠組みを実証できたことは大きな意義があると専門家は指摘している。

