シンジケート・ローンとは、複数の銀行や金融機関が協力してひとつの企業にお金を貸す仕組みのことです。シンジケートは「共同」という意味で、ローンは「融資」や「お金を貸すこと」を指します。
大きな企業が工場を建てたり、新しい事業を始めたりするときには、数百億円や数千億円といった巨額のお金が必要になることがあります。しかし、一つの銀行だけでそんな大金を貸すのはリスクが高すぎます。もし借りた企業が倒産してしまったら、その銀行も大きな損失を被ってしまうからです。
そこで、複数の銀行が集まって役割分担をしながらお金を貸すのがシンジケート・ローンです。例えば10の銀行がそれぞれ100億円ずつ出し合えば、合計1000億円の融資ができます。もし返済が滞っても、損失は各銀行に分散されるため、一つの銀行が受けるダメージは小さくなります。
この融資方式では、幹事銀行(アレンジャー)と呼ばれる代表の銀行が中心となって、条件交渉や契約書作成、参加銀行の募集などを取りまとめます。借りる企業にとっても、一度に複数の銀行と契約できるため手続きが効率的で、大規模な資金調達がしやすくなるメリットがあります。
目次

