DIFOTとは、「Delivery In Full On Time」の略で、注文された商品を「完全に」「時間通りに」届けられたかどうかを測る物流の指標です。日本語では「完全定時配送率」などと呼ばれます。
たとえば、お客様が10個の商品を月曜日の午前中に届けてほしいと注文したとします。もし9個しか届かなかったり、火曜日に届いたりした場合、DIFOTの基準では「達成できなかった」と判断されます。つまり、注文通りの数量と指定された時間の両方を守って初めて成功とみなされるのです。
この指標が重視される理由は、顧客満足度に直結するからです。製造業では部品が一つでも欠けたり遅れたりすると生産ラインが止まってしまいますし、小売業では商品が揃わなければ販売機会を逃してしまいます。
DIFOTは通常、パーセンテージで表されます。たとえば「DIFOT率95%」なら、100件の配送のうち95件が完璧に届けられたという意味です。多くの企業では95%以上を目標としていますが、業種や取引内容によって求められる水準は異なります。
物流や供給管理(サプライチェーンマネジメント)の現場では、この指標を日々チェックすることで、配送の問題点を見つけて改善につなげています。

