アグリビジネス学科とは、農業をビジネスの視点から学ぶ大学の学科のことです。アグリは農業、ビジネスは商売という意味で、この二つを組み合わせた学問分野になります。
従来の農学部が作物の育て方や土壌の研究を中心にしていたのに対し、アグリビジネス学科では農産物をどうやって売るか、農業経営をどう成り立たせるか、食品産業全体をどう発展させるかといった経済的な側面を重点的に学びます。
具体的には、農産物の流通や販売戦略、農業経営の方法、食品マーケティング、農業と環境問題の関係、6次産業化(農家が生産から加工、販売まで一貫して行うこと)などを勉強します。また、農業法人の設立や運営、農産物のブランド化、海外への輸出戦略なども学習対象です。
近年、日本の農業は高齢化や後継者不足といった課題を抱えており、ビジネスとして成り立つ農業への転換が求められています。アグリビジネス学科は、こうした課題を解決し、農業を魅力的な産業にするための人材を育成する役割を担っています。卒業後は農業法人、食品メーカー、流通企業、行政機関などで活躍する道が開かれています。

