インフレリスクとは、インフレーション(物価上昇)によって、お金の価値が目減りしてしまう危険性のことです。簡単に言えば、「同じ金額でも買えるものが少なくなってしまう」リスクのことを指します。
インフレとは、商品やサービスの値段が全体的に上がり続ける現象です。例えば、今日100円で買えるパンが、1年後には110円になってしまうような状況です。このとき、あなたの持っている100円の価値は実質的に下がったことになります。
インフレリスクが特に問題になるのは、預金や現金でお金を持っている場合です。銀行に100万円を預けていても、金利が0.01%しかつかないのに物価が2%上昇したら、実質的には購買力が減少してしまいます。
年金生活者にとってもインフレリスクは深刻です。毎月決まった額の年金を受け取っていても、物価が上がれば生活が苦しくなります。また、債券や保険などの固定金利商品も、インフレ時には実質的な価値が目減りします。
インフレリスクに対応するには、株式や不動産などインフレに強いとされる資産に分散投資することが有効です。これらは物価上昇とともに価値が上がる傾向があるためです。
適度なインフレは経済成長の証でもありますが、急激なインフレは家計や企業経営に大きな影響を与えるため、注意が必要です。

