エンパワーメントとは、人々が自分自身の力を発揮できるように支援し、能力や自信を高めていくという考え方や取り組みのことです。英語の「empower」、つまり「力を与える」という言葉から来ています。
もともとは社会福祉や市民運動の分野で使われていた言葉で、社会的に弱い立場にある人々が、自分たちの権利を主張し、問題を解決する力を身につけることを意味していました。たとえば、女性の社会進出を支援する活動や、障がい者が自立して生活できるよう支える取り組みなどがエンパワーメントの代表例です。
現在では、ビジネスの世界でも広く使われるようになりました。企業におけるエンパワーメントとは、従業員に権限や責任を委譲し、自ら考えて行動できる環境を整えることを指します。上司が細かく指示を出すのではなく、社員が主体的に判断し、創造的に仕事を進められるようにするのです。
エンパワーメントの効果として、個人のモチベーション向上、組織全体の活性化、イノベーションの促進などが期待されます。ただし、単に権限を与えるだけでなく、適切な教育やサポート体制も必要です。人々が本当に力を発揮できるようにするには、環境づくりと継続的な支援が欠かせません。

