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外食大手が440億円の大型買収
外食大手のコロワイドが、カフェチェーン「珈琲館」「カフェ・ベローチェ」を展開するシャノアールを約440億円で買収することが明らかになった。居酒屋「甘太郎」や「かっぱ寿司」などを運営するコロワイドにとって、本格的なカフェ業態への参入は初めてとなる。
なぜカフェなのか
コロワイドは買収の狙いを「デザートメニューとの相乗効果」と説明している。珈琲館やベローチェが持つコーヒー豆の調達力や焙煎技術、スイーツ開発ノウハウを、既存の居酒屋や回転寿司業態に活用する戦略だ。
特に「食後のデザート需要」を取り込むことで客単価向上を狙う。居酒屋では食後のコーヒーやデザート、回転寿司では食後のカフェタイム需要の開拓が期待される。
「かっぱ寿司」再建の次の一手
コロワイドは、経営難に陥っていた「かっぱ寿司」の立て直しに注力してきた。店舗改装やメニュー刷新で徐々に業績を回復させつつあるが、「次はカフェかよ」「大丈夫なのか」との声もネット上では散見される。
一方で「ベローチェは安くて美味しいから好き」「珈琲館のモーニングセット最高」といったファンからは、コロワイドの経営手腕に期待する声も多い。
外食業界の再編加速
外食業界では、コロナ禍を経て業態の多角化や規模拡大による効率化が進んでいる。今回の買収も、調達力強化やノウハウの相互活用を狙った戦略的M&Aと言えるだろう。
カフェ市場は在宅勤務の浸透で一時落ち込んだものの、最近は回復傾向にある。コロワイドが440億円という巨額投資でどのような新業態を生み出すのか、外食業界の注目を集めている。
