レスパイトケアとは、高齢者や障害者など、日常的に介護が必要な人を世話している家族に対して、一時的に介護を代わり、休息をとってもらうための支援サービスです。「レスパイト(respite)」は英語で「小休止」や「息抜き」を意味します。
家族が自宅で介護を続けることは、身体的にも精神的にも大きな負担になります。24時間気が抜けない状態が続くと、介護する側が疲れ果て、健康を害したり、介護うつになったりすることもあります。そこで、短期間だけ専門の施設や訪問サービスに介護を任せ、家族がリフレッシュできる時間を作るのがレスパイトケアです。
具体的なサービスとしては、デイサービス(日帰りで施設に通う)、ショートステイ(数日間施設に宿泊する)、訪問介護などがあります。これらを利用することで、介護者は旅行に行ったり、自分の通院をしたり、趣味の時間を持ったりすることができます。
日本では介護保険制度の中でレスパイトケアが提供されていますが、まだ十分に普及しているとは言えません。介護者が「自分が休むのは申し訳ない」と感じることも多く、利用をためらう傾向があります。しかし、介護する人が元気でいることが、結果的に質の高い介護を長く続けることにつながります。レスパイトケアは介護を持続可能にするための重要な仕組みです。

