局所非飽和とは、経済学の中でも「ミクロ経済学」という分野で使われる専門用語で、消費者の選好(好み)に関する仮定の一つです。簡単に言うと、「どんな状況でも、もう少し商品が増えれば消費者はもっと満足できる」という考え方です。
たとえば、あなたが今リンゴを5個持っているとします。局所非飽和の考え方では、リンゴがあと1個増えて6個になれば、あなたの満足度はさらに上がるということです。つまり、どれだけ持っていても「もっとあればもっと嬉しい」状態が常に成り立つという前提です。
これは現実には必ずしも当てはまりません。たとえば、お腹いっぱいの状態でさらに食べ物をもらっても嬉しくないでしょう。しかし経済学では、理論をシンプルにして分析しやすくするために、こうした仮定を置くことがあります。
局所非飽和は、消費者が合理的に行動することを説明する理論の土台になっています。この仮定があることで、需要曲線(価格と購入量の関係を示すグラフ)や効用最大化(満足度を最大にする選択)といった重要な概念を数学的に扱えるようになります。
専門的な内容ですが、経済学の基礎を理解するうえで重要な考え方の一つです。
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