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授権法とは?誰でも3分でわかる!かんたん解説

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授権法とは、議会が政府や特定の機関に対して、本来は議会が持っている権限を委任する法律のことです。通常、法律を作るのは議会の役割ですが、授権法によって政府などに一定の範囲で法律に準じる規則を定める権限を与えることができます。

現代社会では、経済政策や技術的な分野など、専門的で迅速な対応が必要な事項が増えています。議会がすべての細かい規則を一つひとつ審議していては時間がかかりすぎるため、大枠だけを法律で定め、具体的な内容は政府が命令や規則として定める仕組みが必要になります。これを可能にするのが授権法です。

日本でも、法律で基本的な方針を決めたうえで、「具体的な基準は政令で定める」といった条文をよく見かけます。これも授権の一種です。政府は法律の範囲内で、より詳細なルールを機動的に設定できるわけです。

ただし、授権法には危険性もあります。歴史上最も悪名高い例は、1933年にドイツで成立した「全権委任法」です。これはナチス政権に議会を無視して法律を制定する権限を与え、独裁体制への道を開きました。そのため、民主主義国家では、授権の範囲を明確に限定し、議会による監視を維持することが重要とされています。

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