金科玉条とは、絶対に正しいものとして守るべき規則や信条のことを指す四字熟語です。「きんかぎょくじょう」と読みます。転じて、頑固に守りすぎて融通が利かない決まりごとという、やや批判的な意味で使われることもあります。
「金」も「玉」もどちらも貴重で価値のあるものを表し、「科」は科目や条文、「条」は箇条や規則を意味します。つまり、金や玉のように大切にすべき規則という意味から生まれた言葉です。
ビジネスや政治の場面では、「それを金科玉条のように守る」といった使い方をします。例えば「彼は顧客第一主義を金科玉条としている」と言えば、顧客を最優先する姿勢を絶対的な信念として貫いていることを表します。
一方で、「古いルールを金科玉条のように守っていては時代に取り残される」というように、状況が変わっているのに昔の規則に固執しすぎることを批判する文脈でも使われます。
経済や政治の議論では、特定の理論や政策を絶対視する態度を指して「新自由主義を金科玉条とする」などと表現することがあります。大切な原則を守ることは重要ですが、時には柔軟性も必要だという教訓を含んだ言葉といえるでしょう。
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