インタレストカバレッジレシオとは、企業が借金の利息をきちんと支払えるかどうかを測る指標です。日本語では「利息保障倍率」と呼ばれ、企業の財務健全性を判断する重要な数値の一つです。
計算式はシンプルで、「営業利益÷支払利息」で求められます。営業利益とは、企業が本業で稼いだ利益のことです。たとえば営業利益が1億円で、借金の利息が2千万円なら、インタレストカバレッジレシオは5倍となります。これは「利息の5倍の利益を稼いでいるので、利息は余裕で払える」ことを意味します。
一般的に、この数値が1倍を下回ると危険信号です。本業の利益では利息すら払えない状態で、経営が厳しいことを示しています。逆に10倍以上あれば、借金の利息を支払う能力は非常に高く、財務的に安定していると判断できます。
投資家や銀行は、この指標を見て企業の安全性を評価します。数値が低い企業は、景気が悪化したときに資金繰りに困る可能性が高く、投資リスクも高いと判断されます。逆に高い企業は、安定した収益力があり、追加の借り入れをする余力もあると評価されます。
企業の財務分析では必ずチェックされる基本的な指標の一つです。
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