カントリーリスクとは、特定の国に投資したり、ビジネスを展開したりする際に、その国特有の事情によって損失を被る可能性のことです。「国リスク」とも呼ばれます。
具体的には、政治の不安定さ、経済危機、法律の突然の変更、通貨価値の急落、戦争や内乱、テロ、自然災害などが挙げられます。例えば、ある国に工場を建てて事業を始めたとします。しかし突然その国で政変が起き、外国企業の資産が没収されたり、送金が制限されたりすれば、大きな損失を受けてしまいます。
カントリーリスクは先進国では比較的低く、政治や経済が不安定な新興国や途上国では高くなる傾向があります。ただし、先進国でも政治混乱や大規模な金融危機が起これば、リスクは高まります。
企業や投資家は、海外展開する前にカントリーリスクを慎重に分析します。専門の調査会社がリスクを評価してレポートを出していますし、保険会社には「貿易保険」や「投資保険」といった、カントリーリスクによる損失を補償する商品もあります。
グローバル化が進む現代、多くの企業が海外でビジネスを行っていますが、その際にはカントリーリスクをしっかり見極めることが成功の鍵となります。リスクが高い国でも大きなチャンスがある場合は、リスク管理の方法を考えながら慎重に進出を検討するのです。
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