キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)とは、企業がお金を使って商品を仕入れてから、それを売って再びお金に戻るまでにかかる日数のことです。日本語では「現金化期間」や「現金循環日数」と呼ばれることもあります。
この指標は、企業の資金効率の良さを測る重要なものさしです。計算方法は少し複雑ですが、基本的には「在庫を保管している日数」と「売上代金を回収するまでの日数」を足して、そこから「仕入れ代金を支払うまでの日数」を引いたものになります。
たとえば、商品を仕入れてから売るまで30日かかり、売ってから代金を受け取るまで60日かかるとします。一方、仕入れ代金の支払いは仕入れから45日後だとすると、CCCは30+60-45=45日となります。この45日間は企業が自分のお金を立て替えている期間です。
CCCが短ければ短いほど、お金が早く戻ってくるため資金繰りが楽になります。極端な場合、CCCがマイナスになることもあります。これは仕入れ代金を払う前に売上代金を受け取れる状態で、非常に効率的な経営といえます。
小売業や製造業など、在庫を抱える業種では特に重要な指標で、経営者はCCCを短くする工夫を常に考えています。資金を効率よく回転させることが、企業の成長につながるのです。
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