クレジットリスクとは、お金を貸した相手が約束通りに返してくれなくなるリスクのことです。信用リスクとも呼ばれ、金融機関や投資家にとって最も重要な管理対象の一つとなっています。
例えば、銀行が企業にお金を貸したとき、その企業の業績が悪化して借金を返せなくなる可能性があります。これがクレジットリスクです。また、国が発行する債券(国債)を買った場合でも、その国の財政状態が悪化すれば、元本や利息が予定通り支払われないリスクが生じます。
個人の生活でも、クレジットリスクは身近な存在です。友人にお金を貸したけれど返してもらえない、というのも一種のクレジットリスクといえます。クレジットカード会社が審査を厳しく行うのも、利用者が支払いをしないクレジットリスクを避けるためです。
金融機関はこのリスクを減らすために、貸し出し先の財務状況を詳しく調べたり、複数の相手に分散して貸し出したり、担保を取ったりします。また、格付け会社が企業や国の信用力を評価することで、投資家がクレジットリスクを判断する材料を提供しています。このリスクを適切に管理することが、健全な金融システムを維持するために欠かせません。
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