グレグジットとは、ギリシャがユーロ圏やEU(欧州連合)から離脱することを指す造語です。ギリシャを意味する「Greece(グリース)」と、離脱を意味する「Exit(エグジット)」を組み合わせた言葉で、イギリスのEU離脱を指す「ブレグジット」と同じような作りになっています。
2010年代、ギリシャは深刻な財政危機に陥りました。国の借金が膨らみすぎて返済が困難になり、EUや国際通貨基金(IMF)から支援を受ける代わりに、厳しい財政緊縮策を求められました。年金の削減や増税などが実施され、国民生活は大変苦しくなりました。
こうした状況の中で、ユーロという共通通貨を使い続けることや、EUに加盟し続けることへの疑問が国内で高まりました。独自通貨に戻れば、通貨の価値を調整して経済を立て直せるのではないかという意見も出たのです。特に2015年には国民投票が行われるなど、グレグジットの可能性が現実味を帯びた時期もありました。
結果的にギリシャはユーロ圏に留まる道を選びましたが、グレグジットという言葉は、経済危機に直面した国がEUやユーロ圏から離脱する可能性を象徴する言葉として、今も使われることがあります。
目次

