グローバルなシステム上重要な保険会社とは、世界的に規模が大きく、もしその会社が経営破綻すると世界経済全体に深刻な影響を及ぼす可能性がある保険会社のことです。英語では「Global Systemically Important Insurers」と呼ばれ、略して「G-SIIs(ジーエスアイアイズ)」と表記されます。
2008年のリーマンショックでは、大手保険会社のAIGが経営危機に陥り、世界中の金融市場が大混乱に陥りました。この教訓から、国際的な金融監督機関である金融安定理事会(FSB)が、世界経済にとって「大きすぎて潰せない」保険会社を特定し、特別な監視と規制の対象とすることにしたのです。
G-SIIsに指定された保険会社には、通常よりも厳しい規制が課されます。より多くの資本(会社の体力となるお金)を持つことや、リスク管理体制を強化することなどが求められます。これは、万が一の経営危機に備えて、会社が簡単に倒れないようにするための仕組みです。
毎年リストが見直されており、世界の大手保険会社が指定されています。日本からも大手保険会社が指定されたこともあります。この仕組みは、一つの保険会社の問題が世界中に連鎖的に広がるのを防ぎ、金融システム全体の安定を守るために重要な役割を果たしています。
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