コール市場とは、金融機関同士が短期間でお金を貸し借りする市場のことです。「コール」という言葉には「呼べばすぐ返ってくる」という意味があり、非常に短い期間の取引が行われることを表しています。
銀行などの金融機関は、日々たくさんのお金が出入りします。ある日は預金が多く集まって余裕があっても、別の日は融資が多くて資金が足りなくなることがあります。こうした短期的な資金の過不足を調整するために、金融機関同士でお金を融通し合うのがコール市場です。
取引期間は最短で翌日返済の「オーバーナイト物」から、数日から数週間程度のものまであります。金利はコールレートと呼ばれ、この金利は市場の資金需給によって日々変動します。日本銀行はこのコールレートを金融政策の目標にしており、金利を調整することで経済全体に影響を与えようとします。
コール市場は一般の人が直接参加することはできませんが、ここで決まる金利は銀行の貸出金利などにも影響するため、間接的に私たちの生活にも関係しています。金融システムを安定させるための重要な仕組みの一つといえます。
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