サブプライムローンとは、信用力の低い人向けの住宅ローンのことです。アメリカで2000年代に広まり、2008年の世界金融危機の引き金となったことで知られています。
通常、住宅ローンは返済能力が高く信用のある人に貸し出されます。これを「プライム層」向けのローンと呼びます。一方、サブプライムとは「プライムより下」という意味で、収入が不安定だったり過去に返済の遅延があったりする、信用力の低い人たちを指します。
本来なら借りられないはずの人たちにも住宅ローンが提供された背景には、アメリカの住宅価格が上昇し続けていたことがあります。金融機関は「家の価格が上がれば、返済できなくても家を売れば回収できる」と考え、低所得者にも積極的に貸し付けました。しかも最初の数年は金利を低く設定し、後から高くなる仕組みだったため、多くの人が借りてしまいました。
ところが2006年頃から住宅価格が下落し始めると、返済できない人が続出しました。金融機関は家を差し押さえても損失を回収できず、サブプライムローンを組み込んだ金融商品を持っていた世界中の金融機関に損失が広がり、リーマンショックと呼ばれる世界的な金融危機を引き起こしたのです。
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