シクリカルとは、景気の波に大きく影響される性質のことを指します。英語の「サイクル(cycle)」が語源で、景気循環と連動するという意味です。
景気が良いときには業績が伸び、景気が悪化すると業績も落ち込む業種や企業を「シクリカル産業」や「シクリカル銘柄」と呼びます。代表的な例としては、自動車産業、鉄鋼業、化学産業、建設業などがあります。これらの産業は、景気が良くなると設備投資や消費が増えるため売上が伸びますが、景気が悪くなると真っ先に需要が減少します。
反対に、景気の影響を受けにくい産業を「ディフェンシブ産業」と呼びます。食品や医薬品、電力・ガスなどの生活必需品を扱う業種がこれに当たります。景気が悪くても食事や医療は必要なので、業績が安定しているのが特徴です。
投資の世界では、景気の先行きを予測してシクリカル銘柄とディフェンシブ銘柄を使い分けることが重要とされています。景気回復期にはシクリカル銘柄が注目され、景気後退期にはディフェンシブ銘柄が選ばれる傾向があります。経済ニュースでこの言葉を聞いたら、景気との関係性を考えるとより理解が深まるでしょう。
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