セキュリタイゼーションとは、企業や金融機関が保有する資産を証券化して売却し、資金を調達する手法のことです。日本語では「証券化」と呼ばれます。難しく聞こえるかもしれませんが、仕組みを理解すればそれほど複雑ではありません。
例えば、銀行が住宅ローンを多くの人に貸し出しているとします。これらのローンは、毎月返済されることで将来的にお金が入ってくる「資産」です。しかし、すぐに現金として使えるわけではありません。そこで、これらのローン債権をまとめて証券という形に変え、投資家に売却します。すると、銀行は将来受け取るはずだったお金を今すぐ現金化でき、その資金で新たな融資ができるようになります。
証券を購入した投資家は、住宅ローンの返済金から利息を受け取ることができます。つまり、元々は売買しにくかった資産を、誰でも売買できる証券に変えることで、お金の流れを活性化させる仕組みなのです。
2008年のリーマンショックは、この証券化が過度に複雑化し、リスクが見えにくくなったことも一因でした。そのため現在では、より透明性の高い証券化の仕組みづくりが求められています。適切に運用されれば、経済を円滑にする有効な手法と言えます。
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