2026年3月10日、富士山で外国人登山者2人が約400メートル滑落する事故が発生し、1人が意識不明の重体となっている。滑落した2人はオーストラリア国籍とみられており、通行止めとなっている登山道に侵入していた可能性が高いという。
事故が発生したのは富士山の登山道で、2人は「行方不明」との通報を受けて捜索隊が出動していた。発見時には既に約400メートル滑落しており、1人は意識不明の重体、もう1人も負傷している状態だった。
富士山の登山道は冬季から春先にかけて通行止めとなっており、3月中旬の時点では雪や氷で足場が非常に危険な状態が続いている。にもかかわらず、外国人登山者が侵入するケースが後を絶たず、地元自治体や山岳関係者は「言語の壁もあり、注意喚起が届いていない」と頭を抱えている。
ネット上では「富士山を舐めすぎ」「通行止めの意味を理解していないのでは」といった声が相次いでいる。一方で「外国人向けの案内が不十分」「多言語での警告看板を増やすべき」との指摘も出ており、訪日外国人の増加に伴う安全対策の不備が改めて浮き彫りになった形だ。
今回の事故を受けて、静岡県と山梨県は外国人登山者向けの注意喚起を強化する方針を示している。特にSNSや旅行サイトを通じた多言語での情報発信を急ぐとしており、今後同様の事故を防ぐための対策が急務となっている。
富士山は世界遺産登録後、外国人登山者が急増しており、マナー違反や遭難事故が社会問題化している。今回の事故が「自己責任」で片付けられるのか、それとも受け入れ体制の不備が問われるのか、議論が続きそうだ。

