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警察の注意喚起直後に史上最悪の詐欺被害
警察から「詐欺の可能性があるので対応しないでください」と注意を受けたにもかかわらず、その直後にニセ警察官に騙されて4億4000万円もの大金を騙し取られるという前代未聞の詐欺事件が発生しました。
被害者は、ニセ警察官から「先ほどの警察の電話も詐欺の一部だった」と説得され、完全に信じ込んでしまったとされています。
なぜ騙されてしまったのか
最も巧妙だったのは、犯人グループが実際の警察署の電話番号を表示させる技術を使っていたことです。これは「発信者番号偽装」と呼ばれる手法で、受信側の画面には本物の警察署の番号が表示されるため、疑う余地がなくなってしまいます。
被害者は「実際の署の番号が表示されていたので、まさか詐欺だとは思わなかった」と証言。警察の注意喚起さえも「詐欺グループの工作」と思い込ませる、極めて悪質な手口でした。
4.4億円という異常な被害額
特殊詐欺の被害額としては異例の規模となった今回のケース。被害者がどのような資産家であったかは明らかにされていませんが、詐欺グループが綿密に下調べをしていた可能性が高いとされています。
私たちができる対策は
警察は「電話番号が本物でも、お金の話が出たら一度電話を切って、自分で調べた番号にかけ直すこと」を強く呼びかけています。また、高額な資産を持つ方は、家族や信頼できる第三者に相談する体制を作っておくことも重要です。
技術の進歩とともに詐欺の手口も巧妙化しています。「自分は騙されない」という過信が、最大の落とし穴となるのです。

