米国によるイラン軍事攻撃で中東情勢が一気に緊迫し、F1界にも大きな波紋が広がっています。4月に予定されていたバーレーンGPとサウジアラビアGPの開催がほぼ不可能となり、代替案として3月27日から鈴鹿で行われる日本GPを「2週連続開催」するプランが急浮上しています。スイスメディア「ブリック」が報じました。
バーレーン・サウジGPが「開催不能」に
2026年F1シーズンは3月6日の豪州GPで開幕し、13日の中国GP、27日の日本GPと続く予定でした。その後、第4戦が4月10日のバーレーンGP、第5戦が4月17日のサウジアラビアGPと中東2連戦が組まれていましたが、現在の情勢では開催はほぼ不可能な状況です。
すでに国際自動車連盟(FIA)は、3月26日からカタールで予定されていた世界耐久選手権の開催延期を決定。F1でも各チームのスタッフがバーレーンに取り残されるなど、現地への影響が出始めています。マクラーレンとメルセデスは最大50名のスタッフがバーレーンから豪州メルボルンへ移動できない可能性があり、イギリスからチャーター便を手配する事態となっています。
なぜ鈴鹿が候補に?
代替開催地としてはポルトガルのポルティマオ、イタリアのイモラ、フランスのル・テレなどヨーロッパの名前も挙がっていますが、スイスメディア「ブリック」と英専門サイト「オーバーステア」は鈴鹿での2週連続開催が最も現実的と報じています。
理由はシンプルで、2026年シーズンのヨーロッパラウンドは6月まで開始予定がなく、急遽ヨーロッパで開催するには施設・輸送の準備が間に合わないためです。一方、各チームの機材はすでに日本GPに向けて輸送が進んでおり、そのまま鈴鹿に留まれば追加輸送コストを最小限に抑えられます。
「バック・トゥ・バック」形式で3月27日・4月3日開催か
ただし鈴鹿では4月18〜19日にスーパー耐久シリーズが予定されているため、2週連続開催は「完全なバック・トゥ・バック(連戦)」形式になる可能性が高いとされています。3月27日に日本GP(第3戦)、4月3日に同じ鈴鹿で第4戦を行うイメージです。
F1ファンにとっては「鈴鹿で2戦連続観戦」という夢のような話ですが、チケット対応や運営面での課題も多く、FIAの正式発表が待たれます。
