スマートフォン用物理キーボードを手がけるClicksが、MagSafe対応の新型キーボードと同社初となるキーボード一体型スマートフォンを披露し、ガジェット好きの間で大きな話題となっている。タッチスクリーンが主流の現代において、物理キーボードへの回帰は時代に逆行するようにも見えるが、根強いファン層の存在を示す動きだ。
物理キーボードの魅力
かつてBlackBerryが一世を風靡した時代、物理キーボード搭載スマートフォンはビジネスパーソンの必須アイテムだった。タッチスクリーンでは得られない確実な打鍵感、画面を占有しない視認性、高速なタイピングなど、物理キーボードには独自の利点がある。
しかしiPhoneの登場以降、スマートフォン市場はタッチスクリーン一辺倒となり、物理キーボード搭載機は絶滅危惧種となっていた。それでも一定数のユーザーは物理キーボードを求め続けており、Clicksはそのニッチな需要に応える企業として注目されてきた。
MagSafe対応の意味
今回発表されたMagSafe対応キーボードは、iPhoneの背面に磁力で装着できる仕組みだ。必要な時だけ装着し、不要な時は外せる柔軟性が特徴となっている。
これまでのスマホ用物理キーボードはケース一体型が多く、常時装着する必要があった。MagSafe対応により、普段はスリムなスマホとして使い、長文入力時だけキーボードを装着するといった使い分けが可能になる。
キーボード一体型スマホも
さらに注目されているのが、同社初のキーボード一体型スマートフォンだ。詳細なスペックは明らかにされていないが、BlackBerry的なデザインを現代の技術で実現したモデルになるとされている。
ネット上では「BlackBerryが恋しかった」「タッチ入力にストレスを感じていた」といった歓迎の声が上がる一方、「今さら物理キーボード?」という懐疑的な意見も見られる。
日本市場への期待
日本のガジェットファンの間では「日本でも発売してほしい」との声が多い。かつて日本でもBlackBerryやキーボード搭載の国産スマホが人気を博した時期があり、潜在的な需要は少なくないと見られている。
タッチスクリーン全盛の時代に物理キーボードがどこまで支持を集めるか。ニッチながらも熱狂的なファン層を獲得できるかが、Clicksの今後を左右しそうだ。

