高市早苗首相は3月19日、訪米してトランプ米大統領と日米首脳会談を行う予定です。米国とイスラエルによるイラン攻撃を受けて中東情勢が緊迫するなか、首相は「イラン問題についても率直に話してくる」と表明しています。
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会談の主要議題
今回の首脳会談では、中東情勢とイラン問題が最大の焦点となる見通しです。高市首相は衆院予算委員会で「トランプ大統領と率直に議論する」と述べる一方、米国とイスラエルによるイラン攻撃の国際法上の評価については「今しばらく時間をいただかないと現段階での法的評価ができない」と慎重な姿勢を示しています。
貿易・関税問題も重要な議題となります。トランプ政権が2月24日から全世界に発動した15%の追加関税は日本経済にも打撃を与えており、日本側は関税の引き下げや例外措置を求める方針です。
補正予算編成の可能性も
高市首相は、中東情勢が長期化した場合に2026年度の補正予算を編成する可能性にも言及しました。原油高や円安による物価上昇が家計を直撃する事態に備え、追加の経済対策を用意する考えを示したものです。
安全保障面での協議
安全保障面では、東アジアにおける米軍のプレゼンス維持が焦点となります。米国が中東にリソースを集中させる中、日本への安全保障コミットメントが変わらないことを確認することが日本側の重要な目標です。
また、防衛費増額や安保3文書の改定方針についても説明し、日本の自主防衛能力強化への取り組みを伝える予定です。
日米関係の現状
トランプ政権発足後、日米関係は貿易摩擦という新たな課題を抱えながらも、安全保障面での連携は維持されています。今回の首脳会談が、両国間の懸案事項をどこまで前進させられるかが注目されます。
参考: ロイター、毎日新聞、産経新聞(2026年3月3日)

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