7月28日の熊本地震。震度6強という激しい揺れの直後、八代市の産院では新しい生命が誕生していた。
会社員・村岡由莉さん(32)は、揺れから約1時間後に次女・柚季ちゃんを出産。地震の混乱の中、スタッフと母親の必死の対応によって、無事に赤ちゃんが生まれてきた瞬間だった。
多くの人が安全を求めて動揺する中での分娩。医療従事者たちも揺れを感じながら、冷静に出産対応に当たったという。新しい命の誕生という希望の光は、被害が相次ぐ八代市にとって、ひとつの象徴的な出来事になった。
地震と出産——最悪のタイミングと最善の結果が重なった瞬間。この子はどんな人生を歩むのだろうか。

