高齢の親が亡くなったり施設に入ったりした際、子ども・孫世代が実家を解体・売却する「実家じまい」。都市部では売却手続きが比較的スムーズに進むことが多いが、過疎地域ではそうはいかない。
大きな問題となるのが、予想外に膨れ上がる交通費だ。実家が遠方にあれば、何度も足を運ぶ必要がある。解体業者との打ち合わせ、行政手続き、不動産の登記、撤去後の処理……。親の死後に子どもたちが背負わされる実務は想像以上に多く、その過程で交通費だけで200万円に達するケースも報告されている。
過疎地の実家では、そもそも売却すら難しい。買い手がつかず、解体費用も都市部より割高になる。結果として、実家処分は経済的な負担というより、子世代にとって大きな人生イベント化しつつある。
親が健在なうちに、遠方の実家をどう処分するのか、事前に家族で話し合う機会が増えている理由がここにある。あなたの実家は大丈夫ですか?

