日本の人口問題を語るとき、よく「九州は男尊女卑だから出生率が高い」という説が唱えられてきた。しかし実は、その構図はまったく逆だという。
社会学的な家族形態の分析によると、日本は大きく2つのタイプに分かれている。東北を中心とした東日本型は「単世帯型直系家族」—親世帯と子世帯が同居し、息子が家を継ぐ構造。一方、西南日本型は「複世帯型直系家族」で、複数の子どもが独立して自分たちの核家族を作る傾向が強い。
この違いが、若い女性の流出に直結している。東北型では「嫁として家に入ること」が前提だが、それゆえに若い女性たちは「親世帯の支配下に置かれる」というプレッシャーを感じて、都市部へ流出。結果、地域に女性がいなくなり、さらに出生率が低下する悪循環に陥っている。
逆に九州は複世帯型で「独立した核家族」を作ることが前提なため、女性たちが「自分たちの人生設計ができる」と感じて定着率が高い。つまり、出生率格差の真犯人は性別差別ではなく、家族構造と女性の自由度の差だったのだ。
この分析、あなたはどう思う?男尊女卑だと決めつけていた人も多いはずでは?

