ファミリーマートが熊の出没が相次ぐ地域の店舗にクマ撃退装置の導入実験を開始した。野生動物による被害の増加に対応する取り組みで、従業員と来店客の安全確保が狙い。
導入される装置は音声や光、振動でクマを威嚇し、物理的な危害を加えない非致死的な方式。設置場所は東北や北陸など熊出没リスクの高い地域の複数店舗に限定される予定で、クマが侵入してきた際や夜間の防犯を兼ねた稼働を想定している。
コンビニ各社は従来、檻やネットで対応してきたが、より効果的な手段の導入機運が高まっている。山林の食料不足により市街地への進出が増加する傾向が続いており、業界全体で危機管理強化が急務となっている。実験の成果次第では、他チェーンへの波及も期待される。
ただし、クマを傷つけない方針に対して「本当に追い払えるのか」「むしろ危険では」という現場の声も上がっており、実験結果の検証が重要な局面を迎えている。

