韓国で「犬肉禁止法」の施行が迫る中、45年続く犬肉専門店が存亡の危機に直面している。かつては「伏日(ポンナル)」と呼ばれる韓国版「土用の丑(うし)の日」に滋養強壮を求める客で満席になった店も、禁止法施行を控えて経営方針の転換を余儀なくされている。
この老舗店は、長年にわたって犬肉を扱うことで地域の食文化を支えてきたが、国の方針転換により生き残りをかけてヤギ料理への転換を進める。半世紀近く築いた営業方法を捨て、全く異なる料理へシフトするという、現場の深刻な葛藤が露わになっている。
食用犬の飼育農場も同様に経営危機に直面しており、禁止法施行後の産業転換がどう進むかは不透明だ。国の規制と現場の現実のギャップは、簡単には埋まらない状況となっている。
文化と法制度の急激な変化に、業界はどう対応すべきか——問われている。

