熊本県八代市の総合病院で働く医師が、地震直後の火災で自宅アパートを失いながらも、患者のために診療を続けている。
地震による建物被害と火災の二重の災難に見舞われたにもかかわらず、この医師は病院の最前線に立ち続けている。自分自身の生活基盤が奪われた中での決断は、医療現場の過酷さと、患者に向き合う医師たちの姿勢を象徴している。
震災直後の混乱期において、医療従事者は最も必要とされる。この医師のように家を失った医療従事者がどれほどいるのか、その詳細は明かされていないが、多くの医師や看護師が自らの被災を後回しにして患者に向き合っている現実がある。
地震から時間が経つにつれ、被災者の物質的なニーズばかりか、心身のケアが急務となる。医療提供者の疲弊や生活基盤の喪失は、被災地の医療体制全体に影響を与える可能性もある。こうした医療従事者の献身に対して、社会はどう向き合うべきか——その問いが浮かぶ。

