2016年の歴史的な国民投票からちょうど10年。イギリスのEU離脱は「完全な失敗」と指摘する声が強まっている。
当初、離脱派は「主権を取り戻す」「移民問題を解決する」と主張していたが、現実は真逆だ。北アイルランド国境問題は未解決のまま、貿易摩擦で英国企業の競争力は急落。失業率は上昇し、特に若年層の雇用危機が深刻化している。
EUとの対立も泥沼化。英国はシングルマーケットから完全に外された結果、ロンドンの金融街も輝きを失い始めた。ロジスティクス企業の倒産も相次ぎ、食品やエネルギー価格の高騰で庶民の生活が圧迫されている。
一方で「離脱は正しかった」と主張する層も依然3割強。国民は真っ二つに割れたままで、統合への道は見えない。10年経ってもなお、英国内の溝は埋まらず、むしろ深まる一方という異常な状況だ。
結局のところ、ブレグジットは英国を豊かにしたのか、それとも衰退させたのか——あなたはどう判断する?

