かつて日本の高級チョコレート市場を席巻したゴディバジャパンが、深刻な業績不振に陥っている。親会社の経営判断により、今夏を期限とした大規模な再建計画が始動するが、市場からは冷ややかな見方も出ている。
ゴディバは1960年代のベルギー創業で、世界的なプレミアムブランドとして認知されてきた。しかし日本市場では、ここ数年で売上が大きく減少。百貨店の閉店やポップアップストア縮小で、顧客接点が急速に失われている。
【対立軸】かつての「特別な贈り物=ゴディバ」というブランド地位は、今や低価格帯の競合品やネット販売の浸透により瓦解。特にZ世代では認知度そのものが低下し、親世代のノスタルジアに頼る販売戦略も限界を迎えている。
親会社は今夏の再建計画で『デジタル化』『商品ラインナップの見直し』『新しい販売チャネルの構築』を掲げるが、根本的な回復には数年規模の経営改革が必要との指摘も多い。高級チョコ市場全体の低迷とブランド求心力の喪失という二重苦のなか、果たしてゴディバの復活は可能か。

