一面が黄色に染まる真夏の絶景として知られるヒマワリ畑が、シカの食害によって「全滅」する被害が相次いでいる。太陽に向かって一斉に咲き誇る圧巻の光景は、観光客の撮影スポットとしても人気を集めていたが、野生動物の被害の前には無力だ。
農作物の食害は従来の課題だったが、近年はヒマワリなどの景観作物にまで被害が拡大している。シカは夜間に畑に侵入し、一夜にして成長した花々を食い荒らしていく。花を摘むのではなく茎ごと食べてしまうため、復旧は極めて困難だ。
地元自治体や農家は防鹿柵の設置や忌避剤の散布など、様々な対策を試みているが、シカの個体数の増加と行動範囲の拡大に追いつくのが現状では難しい。観光資源としてのヒマワリ畑が今後どう守られるのか——この問題の解決策はあるのだろうか。

