発達障害児を持つ親の切実な思いに付け込んだ詐欺事件が明らかになった。容疑者は『発達障害児支援金』『療育費用の補助』などの名目で、複数の家族から総額1800万円以上を詐取していた疑いで逮捕された。
手口は悪質そのもの。『国の支援制度を使って返金します』『手数料を先払いすれば50万円~100万円が戻る』と虚偽の約束をして金銭を集めていたという。発達障害の診断を受けた子どもを持つ親たちは、療育費や医療費に苦しみながら、わずかでも負担を減らしたいという思いで申し込んだと見られている。
容疑者は SNS広告や口コミネットワークで親たちをターゲットに、巧妙に信頼を構築。『実績多数』『返金率95%』といった表示で安心感を与えていた。逮捕時点で、被害者は県内外の30家族以上に及ぶ可能性があるという。
発達障害児の支援は公的制度が限定的で、親たちの経済的負担は極めて重い状況がある。その隙をついた悪質な詐欺に、『子どもの将来を真摯に考える親たちへの裏切り行為だ』と怒りの声が上がっている。

