奈良公園の名物「鹿せんべい」が予想外の爆売れを記録している。販売数が月間3000パックから6000パックへとわずか数ヶ月で倍増し、観光客の間で大ブームとなっているのだ。
しかし、この好況ぶりに地元の動物愛護会は頭を抱えている。鹿へのせんべい給与が増えすぎると、栄養バランスの崩れや消化器官への負担につながるというのが理由だ。「観光としては嬉しいが、鹿の健康を考えると懸念がある」と関係者は複雑な表情を見せる。
奈良公園の鹿は野生動物であり、せんべい漬けになると本来の採食行動を失うリスクもある。売上増と動物福祉のバランスをどう取るのか、奈良県と愛護団体の間で議論が始まっている。
観光振興か、鹿の健康か。どちらを優先すべきか、意見は割れている。

