文部科学省は小学校の教科名「算数」を維持することを正式決定した。かねてから検討されていた「数学」への統一案は見送られることになった。
背景には、小学生の発達段階に応じた教育という考え方がある。算数と中学以降の数学は学習内容や指導方法が大きく異なり、名称を分けることで児童にわかりやすい学習環境を提供する狙いがあるとされている。
一方で、教育現場からは「名称統一で接続性を高めるべき」という意見もあり、今回の決定に対しては評価と異論の両方が出ている。小学校での基礎学習と中学での抽象的思考のギャップを埋めるため、カリキュラムの改善で対応していく方針も示されている。
この決定により、来年度以降の教育カリキュラムは現行通りの名称で運用されることが確定した。

