33年前、体育用マットの中で死亡した中学1年男子。遺族の闘いは今も続いている。
父親は95年、事件に関与したとして元生徒7人に損害賠償を求めて提訴。2005年に最高裁で勝訴が確定したが、7人全員が支払いに応じなかった。勤務先が判明していた4人については給与の差し押さえ手続きを進めたものの、残る3人は勤務先などが不明のままだ。
事件から33年。最高裁の判決さえ無視される現実。父親の「戦い続ける」という言葉の重さが際立つ。法的には勝訴しても、実行できない制度の壁がある。賠償金を払わせるすべはあるのか、それとも法治国家の矛盾なのか—読者の意見が分かれそうだ。

